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2024年1月10日水曜日

新譜(Spotifyにないやつ):Clam city

 僕が大好きなドラマー、Mark Guilianaと大好きなベーシスト、Tim Lefebvreと最高のキーボーディストのJeff Babkoのライブ盤。

https://samfirstrecords.com/releases/clam-city/


基本はピアノトリオなのですが、サンプリングを使ったりアナログシンセも使うアコースティック・エレクトリックのハイブリッドな体制。

イメージとしてはMark GuilianaのThe Sound of Listening(Amazonリンクあり)あたりの音像ではあるのですがもっとトラッドな曲調です。

僕はフィジカルで欲しいのでサイン入りスコア付きのLPを注文してみました。

このライブはコロナ禍から始まって2回やっているのですがMark Guilianaのシンバルとしては14"のニュービート/Sabian Pandra 22"/Funch Nefertiti 22"の時とAgop 30th Anniversary 14"/22/22(Med thin)の時がありますね。

シンバルに限らず楽器高くなったなあ。。。


2019年9月11日水曜日

Camila Meza見て来た


チリ出身ニューヨークで活動中のボーカリスト/ギタリストのライブを見て来ました。

カミラメサについて
カミラ・メサ(Camila Meza Bernstein、1985年7月22日 - )は、ジャズギタリスト、歌手、作曲家である。ニューヨークを拠点に活動する。チリのサンティアゴ出身の女性。メサは母国チリではジャズ界の主要人物の一人と目されてきた[1]。ソロ名義の他、室内楽編成のザ・ネクター・オーケストラを率いて活動している。
Wikipediaより引用

機材




















ギターはSadowsky SS-15、エフェクターはBOSS SD-1→Electro Harmonics Freeze→Red panda Partcicle→Digitech POLARAを多分レンタルのツインリバーブにin。



<
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
Sadowsky Guitars Archtops Series SS-15 (Vintage Amber)
価格:447120円(税込、送料無料) (2019/9/11時点)






感想
Camila Meza、すごいの一言 アー写があんな感じだからクールな人だと思ってたら可愛い感じの人だった MCでものすごく丁寧に曲のストーリーを説明してたり、メンバー紹介間違えたら時差ボケのせいにしたり。
ギターソロもとてもよかった。現代ジャズぽいのですがギターキッズ感はないんですよね。歌心といいますかとても素晴らしい。
ニューヨーク在住ですが、彼女のルーツの南米を感じさせる楽曲で彼女の声は音楽そのものでした。

2019年8月21日水曜日

Westville Waterを買ってみて。

久しぶりに狙い撃ちじゃなくて複数のものを比較して物を買いました。


ウォーキンさんオリジナルブランドのWestville(ウェストヴィル)。
SadowskyやD'angelicoと同じ工場ではあるのでどちらかと近いのかなとは思いましたが余りの個性に驚きました。

Sadowsky Semi hollowはセミアコでありながら軽くてちょっとフルアコっぽいニュアンスでD'angelico NYSS-3Bは逆にソリッドですごくタイトな音の印象でしたがwestvilleは重さでいうとD'angelicoよりですがものすごくセンシティブでニュートラル。
セッティングの精度はサドウスキーに近いかもしれません。
サウンドは弾き手のアウトプットがそのまま出てきてしまうような感じで色気がある人が弾いたら色気がある演奏だしというものだと思います。
誰が弾いてもGibsonって感じのでるGibsonとは真逆のものかと思います。
大変なものを買ってしまったので練習しなきゃなあと思う次第です。

試奏したのはWater M-ply plus、Butter、Waterの3つ。

Water M-ply plusはトップがフレイムメイプル合板なのでSadowsky semi hollowにスペック的にはややちかいのかもしれませんがやや重さがある分、芯があって抜ける音だけど
後の2機種と比べるとやや落ちついたすっきりした音だと思いました。

Butter/Waterはセンターブロック違いなのですがButterがハードメイプルな堅い木を使っている分だけサスティーンがあってソリストにはいいかもしれません。
カートローゼンウィンケルが使ってたのもうなづけます。(彼はYAMAHA SA-2100とかD'angelico NYSS-3Bとか重くて抜けるサウンドのものばかり使ってますし。)

Waterは僕にとっては一番仲良くなれそうだと思ったんですね。
見た目も好きだしButterよりちょっとだけやわらかい感じが。

いやあかっこいい。

Westvilleについては使用プレイヤーの影響でジャズ専用感ありますがES-335同様セミアコなのでふつうに何にでも使えます。
実際、井上銘さんがCRCK/LCKSからSTEREO CHAMPからジャズギグまで歪み〜クリーン、モジュレーションをかけた音からいろいろな音色で使っていますし。
(彼はButterですが)


2019年8月6日火曜日

Lage Lund、Westville使うっぽい

Westville Guitarのインスタで見かけたのですが、ラーゲルンドのイニシャルの
トラスロッドカバーを作っている模様。

Schottmueller Guitarsの見た目好きだったんだけどなあ。


来日公演で使ってたプロトタイプですかね。

2019年7月20日土曜日

Kurt RosenwinkelがYAMAHA SG2000を弾いてる動画

最近はもっぱらウォーキンのオリジナルモデルが話題のカートですがその直前までYAMAHAのSG2000を弾いていました。
まさかのソリッドだけどEpiphone弾いてたころにはPRSに興味があるとインタビューで答えていたりと意外にソリッドには興味があった模様。

D'Angelico使っててもあまり音が変わらない。
というか違いがわからない。強いて言うならちょっとソリッドっぽくなった。(ソリッドだけど。)






カートがヤマハ好きな理由ななんとなくわかるのですが音がニュートラルでサウンドがプレイヤーに左右されるところじゃないでしょうか?
(実際に使っていましたが)サンタナが弾けばサンタナの音だし、リッチーコッツェンが弾けばコッツェンの音ですしでエフェクター乗りもいいので各々が使うシステムそのまま
使える感じ。
あとは抜けがいいんです。(重いけど)

ただ、カートがいままで重めのギターばかりを選んでいるのでその辺も一貫しているなあと思います。

しかしエンドースとかどうなっているんですかね?
↓では廉価モデルのSG200を弾いていたりもします。

2019年7月17日水曜日

中村佳穂さんというボーカル/鍵盤の方がすごい

僕が中村佳穂さんをはじめて見たのは村上ポンタさんの新しいバンドを見に行った(そういえばこのバンドあれっきりだったな。。。)ときにセッションで飛び入りしてきたときなのですがこの人はすごいです。



CRCK/LCKSとかKing Gnuとか最近の若い人たちは基本的に鬼のようにうまいんですよね。
それでもってうまいからといって不要な表現はしないし楽曲も素晴らしい。

ちょっとずつ売れてきはじめている彼女ですがこれから活動がどう発展していくのかとても楽しみです。


2019年7月16日火曜日

Lage Lundのギター、Schottmüller

ずっと気になっていたLage Lundの最近良く使うギターのメーカーはドイツのSchottmüllerというとこのです。

ラーゲはこのブランドのを数本持ってますよね。
値段はHPに出てないし買いもしないものなのにわざわざメールして聞いてみるのもどうかと思うからわからない。
これを使う前までは持ち運びを楽にするために小さいフルアコということでライブでは15インチサイズで薄いボディの同じサドウスキーのSS-15と本国では同ブランドのJim Hallモデルを使っていました。(その後は1950年代のES-350T)



SS-15の見た目はすごく綺麗だし、音色も良かったと思うので急に持ち替えたのがちょっと意外でした。
買ったのかもらったのか借りてるのはわかりませんが$4000-5000もするいい音がでるギターからわざわざ変えるほどいいギターなのでしょうか。
構造が頑丈そうというのがあるのでそういう部分も選ばれた理由かもしれません。
HPをみる限り、Semiakustik(semiacoustic)というモデルですが彼がフルアコ以外というチョイスが意外です。(最初にラーゲがこのブランドでチョイスしたのがセミアコ構造なのです。)

<セミアコースティック>
ネックがアコースティック楽器の中では珍しく、セットネックではなくボルトオン。
しかもTaylorのようにぱっと見ではわからない感じではなく、Godinのナイロン弦ギターのような見るからにボルトオンネック。

ドイツ語だから自信がないけどスペックはおそらくボディはスプルーストップのメイプバック。
センターブロックはアルダー。
スケールは629mmか650mm。









ちなみのこのメーカー、カートローゼンウィンケルも持ってるそうです。
HPにコメントが載ってます。

«The guitars of Stefan Schottmüller are excellent instruments. They have a big sound, are beautifully balanced and easy to play. I had some wonderful experiences playing his guitars and would not hesitate to recommend them.»

Kurt Rosenwinkel.

Stefan Schottmüllerはすばらしい楽器です。これらのサウンドは大きく、美しく、バランスがとれていて大変演奏しやすい。私はいくつかの彼の楽器を演奏したことがありますがこれの推薦を躊躇することはありえない

といった感じの内容でしょうか?

そして最近使っているのがフルアコ構造でおそらくジム・ホールモデルを踏襲しつつ多分ネックまわりはES-350Tを意識したモデル。
バイオリンみたいで美しいですよね。
モデル名はLittle Leona The LL
60万くらいならいつか欲しい。。。!


2019年7月15日月曜日

Fenderがオンラインでいつの間にかオーダーできるようになっていた

Fenderの日本サイトにはないのですが、USAのサイトにはMod Shopという見慣れない項目がありましてどうやらイージーオーダー的なものができるようです。
FEATURESのところにあります

オーダーできるベースのモデルはストラト、テレキャス、ジャズマスター、ジャズベ、プレべの5種類。
ジャズマスターも選べるのが地味にポイント高いですよね。


どの辺りまでオーダーできるのかというと基本的には既存モデルの中から選ぶ感じです。
例えばテレキャスターのネックシェイプで言えばアメリカンパフォーマー、アメリカンオリジナル、C to D 9.5R、アメリカンプロフェッショナルの中から。
フルオーダーみたいなのはできず、ネックを極太にとかテレキャスターにシンクロナイズドトレモロをつけたり、とかテレキャスターにハムを載せたりとかはできません。(ストラトはSSHのオプションありました。)
アメリカンプロフェッショナルモデルをベースに多少の仕様できるくらいの感覚で触れると不満感はないと思います。

この魅力はピックガードとボディのカラーバリエーションの豊富さです。

これは楽しい。

日本でもこれができたらいいのになあと思います。
(2019年7月15日時点では日本サイトにはないです。)

https://shop.fender.com/en-US/mod-shop/

2019年2月10日日曜日

Donny McCaslineのライブ見てきた


結論から言えば最高でした。
2年前の来日よりスケールアップしていてフジロックとかそういう場で見たい感じ。
最先端な感じなのにノスタルジックな部分もあってなによりもロック。
これがスケール感かと思った 本当にフジロックとかで見たい。

このバンドの鍵はジェイソンリンドナーでソロも最高にかっこいいのですが、それよりも前面に出ていない音、ディレイで作るノイズっぽい音やアルペジエーター、ローズ、プロフェットを駆使して曲を3次元にも4次元にも広げていきます。
彼はこのバンド全員の演奏の解像度を1段階引き上げてよりこのバンドを素晴らしいものにしています。

前回の来日にいなかったふたりもとても良くて、ザックダンジガーはマークとネイトウッドより質感がロックで最高 。ボーカルもやっていたジェフテイラーは声も素晴らしく、ギターは曲の立体感に貢献していてラフに全音符で弾いた歪んだ音のコードがとてもかっこいい
ティムのグッと曲を引っ張る重力みたいなベースも最高。
ダニーは音も立ち姿もフレーズも全部かっこいい。僕は五十代になったときあんだけのパワーを持っていられるだろうかとか色々考えさせられました。

唯一残念だったのはマイクトラブルで二回起きたんですよね。
(初日もあったらしい。)

それを込みで考えても最高のライブだったからOK。

2018年5月15日火曜日

Mark Guiliana Jazz Qualtet見てきた


マーク・ジュリアナのジャズカルテットを見に行きました。
2年前に来日した時とメンバーとしてはピアノがシャイマエストロからファビアンアルマザンに替わりました。

曲にきれいに溶け込むシャイとは対象的に曲の中に違和感を作るファビアンはユニークでした。
マークとシャイが似たタイプなので対象的なメンバーを入れたのは良い効果が合ったのではないかと思います。


今回のマークのキット。
14SD/14FT/12TT/18BDのグレッチUSAカスタムでしたが、何故かBD打面ヘッドがカノウプス。(他はグレッチ純正REMO)
ハードウェアはシンバルスタンドがDW6000、ハイハットスタンドがカノウプス、キックペダルがYAMAHA8500B

スティックはVic Firth 85Aだけではなく、Modern Jazzシリーズのどれかとマレットつきのスティック(5Aデュアルトーン?)

シンバルはSabianのすべてプロトタイプでMeinlのExtra dryのような見た目が2枚、Darkのような見た目が1枚と多分Artisanシリーズのライドとハイハット。
Meinl Darkっぽい見た目のシンバルがユニークでサスティンが極端に短く、ちょっとウェイトのありそうな音で刻んでもクラッシュしても面白かったです。















鈴とかの小物類もいくつか持ってきていました。
僕が見た5/14のファーストでは先のMeinl Darkっぽい見た目のシンバルに載せていましたね。

演奏は初日のファーストなので乗り切らずという感じで最後のinter-areでようやくエンジンがかかってきた感じ。

マーク・ジュリアナは基礎をコツコツ積み上げてきた感がすごくあって来日の度にトーンが良くなっています。
今回もエンジンはかかっていなかったけど演奏の精度はすごく高くて教則本の中身のダイナミクス、トーン、オーケストレーションを体現していて非常に素晴らしかったです。

2日目の今日からエンジンがかかってきてもっと良くなるのではないでしょうか?

2018年5月11日金曜日

Mark Guiliana インタビュー"How to be a drummer"




英語の勉強も兼ねてインタビューをよく見るのですがここでマークジュリアナはとてもいいことを言っています。

ざっくりと。
ドラムを始めたのは15歳で親になんかやれって言われて選んだのがドラム。
講師のジョーバガミーニがドラムへの扉を開いてくれたようです。

デビッド・ボウイと演奏したのはマリア・シュナイダーのビッグバンドと彼のコラボレーションがきっかけ。ここでは "nothing has changed" の中の一曲だけだったけど
ボウイへのダニー・マッキャスリンカルテットと一緒にプレイしてみたら?との推薦が"Black star"につながったとのこと。

新しいミュージシャンには一人で練習しているだけだといいドラマーになれるけど
他のミュージシャンと一緒に練習すると良いミュージシャンになれるので他の人と一緒に演奏しましょう、という内容。

このインタービューで重要なのはいろいろな音楽的状況があるので基礎を強化していることとパーソナルなコネクションがデビッド・ボウイとの仕事につながっていること、そして他の人と一緒に演奏することの3つかなあ。

基礎の部分については以下の教則本で彼がどんだけ細かくやっているのかよくわかります。



以下書き起こし。


Hi I'm Mark Guiliana, I'm happy to be here ICMP today for afternoon class.
I started playing drum when I was 15.
There are no musicians in my family or aniyhing it was kind of on a whim
there wasn't much of a reason start taking drum lessons but it was just kind of another things to do.
Trying to my parents always wanted me to be active and keep busy.
So I started studying with the local teacher his name is Joe Bergamini.
He is an incredibly accomplished drummer himself and again I didn't have many expectations but I was pretty quickly that I realized that there might be special relationship forming with drums and with music and really it was just always a joyful things for so I just kept chasing that feeling and here we are.
There are many important responsibilities of a drummer and across all styles most often were responsible for providing a strong feeling in the music and thats something that can always be improved and be honed and also provide the music with an appropriate sound the great sound for that given music.
I think you know with the strong feeling and strong groove and a great sound.
You can really get foot in the door in a lot of different musical situations and then it only isn't until those things are really delivered that you can start to provide may be your own take on things or really let you  own personality enter the music.
So for me it's just I'm always thinking about fundamentals and making sure that those are strong because I will need those every time I enter a new musical situations.

Q:How did you get the gig with David Bowie?
There is an incredible composer,arranger,musician Maria Schneider in New York and David was fan of hers and he reached out to collaborate on a song.
She has like a big band in New York and I... She reached out to me to be a part of song so that was in July of 2014 and one song we did a couple rehearsals with him and recorded one song and that came out as the only new song on like a greatest hits compliaton called "nothing has changed" and then it was after that experience together that he came to see Donny McCaslin quartet play in New York which features Donny playing saxophone Jason Lindner playing keyboards and Tim Lefevere playing and myself.
I believe it actually even Maria's idea she said to David "Hey you should just do a whole album with these guys " and that led to "Black star".
So in many ways it's a very organic typical story of just being around and personal connections and all those things and experience was incredible I can't say enough nice things about him and about his process and it was really incredible start to finish he was very very present.
You know we spent a lot of time and all of the performances on the album are we were playing together and he singing with us and I think that really helped.
You know get the performances of the songs that were the best for record.
It was an exceptional experience.

Q:What would you advise new players?
Single most important things to do is to play with other musicians.
I think of course there's lot of homework we need to do on our individual instruments but that can only get us so far.
You know like to think of it as if you are practicing drums you'll become a better drummer but by playing with other people you've become a better musician.




2018年5月5日土曜日

Eric Johnsonの機材



みんな大好きエリックジョンソンの機材です。

まずはギター。
サンバーストと白の新しいEric Johnson Signature Stratocaster Thinline
サンバーストはストックのままだけど白い方はリアピックアップをDimarzio HS-2に交換しているそうです。
理由としてはこのツアーがAh Via Musicomの再現ツアーのためですね。
※当時、54年製のリアにHS-2を載せたストラトを使用。

↓これですかね


日本製のストラトにフェンダーとしては初のFホールストラトがあったようです。

基本的にはボディ以外はEJ signatureと大きくスペックは変わらず。
余談ですけどプロトタイプで使ってた赤出せばよかったのにと思います。
非常にかっこよかったので。

次に紹介されたのが54年製のストラト。
54年だからボディはアッシュですね。ピックアップはブリッジのみHS-2。
まさしくAh Via Musicomのレコーディングでつかったもの。
説明がないけどよくみると1弦のブリッジのコマだけ変えています。
以前、別の1958年のストラトも同じようなカスタムをしていたので1弦のサステインを伸ばしたいとかそんな理由でしょうか?

ストラトを使い出したきっかけはウッドストックのジミヘンとのこと。

次に紹介されたのがCustom Shop製テレキャスター。
このギターはSteve's Boogieで使用するために用意したそうです。
バインディングが入っているテレキャスターはローズウッド指板ですがこのギターはメイプル指板にしています。

最後に紹介してくれたのがメイトンのアコギ。
エリックジョンソン前までMartinでsignature出してましたよね、そういえば。
ここで衝撃だったのがTribute to Georgeはジョージハリスンのトリビュート曲ではなかったとのこと。
友人のジョージさんへ向けた曲でした。


次に紹介されたのはアンプ。
クランチでのリズムプレイにTwoRockのTraditional Cleanをマーシャルのキャビに入れています。
キースリチャーズのようなクランチで良いそうです。

クリーン系はツインを2台ステレオで使用。ヘッドだけにカスタマイズした1966年製?とのこと。
キャビはマーシャル。
真空管はビルウェブという人が調整、交換しています。

メインのリードサウンドはマーシャル。
50w100w2台揃えています。両方とも1968か1969年製。

そしてエフェクター。
ラックにはMXRのデジタルディレイ
MXRのフランジャー/ダブラー
TC Electric Stereo Chorus+
DK Bulter Tube Driver
Echoplex

エフェクターボードには
マスターA/Bスイッチがあって
一つのチャンネルはリードサウンドでクライベイビー、先のラックのエコープレックス、チューブドライバーを経由してマーシャルに入っていきます。
もう一個のチャンネルはリズム用としてもう一つのA/Bスイッチに入っていって
クリーンかクランチを選ぶことができます。
クリーンのチャネルはDeluxe Memorymanを繋いだループボックスを経由してCatalinbreadのEchoplexに入っていって先のラックのTCコーラスを経由してFender Twinに入っていきます。
クランチチャンネルはTS808→ファズフェイスを経由してラックのMXRのフランジャー/ダブラー、MXRのデジタルディレイを経由してTwoRockに入っていきます。

ビンテージが多すぎて&アンプ3台は用意できないのでまんま真似は不可能です。
ただマーシャル系のプリアンプにTube Driver系のブースターとか、アナログディレイにアナログコーラスをかけてフェンダー系のアンプを使うとかそれっぽい方向ならなんとかなりそうです。



2018年2月27日火曜日

ものんくるをブルーノート東京で見てきた



「世界はここにしかないって上手に言って」でFUYU氏だったり石若駿氏だったりと最高のドラマーを起用していたり、ライブでは横山和明氏が叩いていることもあったりとドラマーに興味を惹かれてずっと気になっていたグループのライブをようやく、Bluenoteで見ることができました。

メンバーが超豪華。
吉田沙良(ヴォーカル) 、角田隆太(ベース、ギター)、  宮川純(キーボード)、  桑原あい(キーボード)、  伊吹文裕(ドラムス)、  関口シンゴ(ギター)、  佐々木詩織(コーラス)、  向原愛海(コーラス).

若手の鍵盤奏者のフラッグシップを二人にOvallですよ。
一曲目の空想飛行が既にかっこよくてノックダウンされました。

吉田さんのボーカルは体の線は細いのに力強くて、角田さんのベースは勘所を押さえてぐっと流れを作るし、鍵盤の二人は言わずもがな。ギターは抑えた演奏をしつつも曲を盛り上げてドラムスもジャズ~ポップスの絶妙な線をついてた。

本当に楽しいライブだった。

2018年2月12日月曜日

KEYON HARROLD Presenting "The Mugician" 見てきた


コットンクラブにキーヨンヘラルド見に行きました。
ギターのNir Felderが出るということで前情報ほとんどなしで
言ったのでキーヨンの新譜を聞かないままどんなものかもよくわからないまま行ったけど良かった。
キーヨンの曲はドラマがあってトランペットにはエフェクターが掛かっていたけど生生しくて叫び声のようだった。
これからのジャズトランペッターの時代を牽引していくのではないでしょうか。

キーヨンのエフェクター。
僕が見た時はタッチワウをよく使っていた。
ペダルじゃなくてタッチワウ使うのも面白い。



チャールズのドラムセット。
他にサンプラーがわりのMac bookとパッドを使っていました。
セットはヤマハのオークカスタムだけどスネアはCanopusのゼルコバと刃の金属胴でした。
プレイはシャープなんだけどワイルドですばらしい。

ニアフェルダーのエフェクター。


↓のエフェクターでロボトークみたいな効果を出したり、それをグリッチホールドしたり面白いサウンドを演出していました。
たまにDS-1をかませていかにもディストーションですっていうサウンドもある意味でサンプリングっぽくて楽しかったです。
クロマチックなアプローチは健在。
どういう頭の中をしているのでしょうか。



また見たいライブです。
本当にすばらしかった。

↓のアルバムも本当に良い

2017年12月28日木曜日

ギターをオーダーして完成するまでのまとめ。

僕がBill Delapにギターをオーダーしてから完成して手元に届くまでをまとめてみました。

ギターをフルオーダーしようと思っている助けになればと思います。

まずはFacebookにBill Delap氏のアカウントがあったので拙い英語力を駆使して雑な質問をぶつけました。

すると、後日Delap氏からFBにメッセージが来てメールアドレスを教えてくれます。
彼にメールを送るところからオーダーのやりとりがスタートです。

彼は過去にも日本人とやり取りしたことがあるから日本に発送することはもちろん可能だとまず安心させてくれます。
ただ消費税や関税をはじめとした税金は日本と違うから自分で調べてねとも注意があります。
過去ebayでギターを買ったときは後日振り込み用紙がきますのでそれをコンビニへ持っていくだけでOKです。

やりとり
・木材、構造について
→ネックは○○に指板が○○、ボディが○○だよ。
スプルーストップにするとジャズっぽい音にもなるよ。
・納品まで掛かる日数
→15ヶ月(実際は66か月でした…)
・もらったサンプルの写真によくわからないスイッチがついてたけどこれはなに?
→トーンをバイパス(≒トーンをプリセット)できるスイッチ
・ハムバッカーはコイルタップできる?
→出来るよ。でもタップした音は良くないよ。お勧めしない。
・コイルタップスイッチはトーンノブのプッシュプッシュ型にできる?
→出来るけど良いプッシュププル型のトーンポットにはいまのところ出会った事が無いから別にスイッチをつけた方が良いよ。
・フレットはステンレスフレット選べる?
→選べるけど弦がフレットにあたる音が僕は好きじゃない。けど要望があればできるよ。費用はプラスされるよ。
・ギターシンセピックアップは内蔵できる?
→出来るよ。どんな感じか写真も送るよ。ちなみにAMの赤いギターは外付けにしてる。
外付けだともう使わなくなったときに傷を残さずはずせるよ。

支払いについては振り込みでもPaypalでも可能した。
手付金で定価の50%木工が終わったら25%、塗装が終わったら残りを支払う形になります。
手付金を払ったら作業を始めてくれます。

彼の工房は人がいない上に結構なバックオーダーを抱えています。
ですのでかなり待つ忍耐力は必要です。ちなみに最初のメールの時点で15カ月くれと僕は言われました。でも実際は66カ月かかりました。

また、オーダーしたいギターはどんなのか決めやすいようにサンプルの写真を送ってくれます。
僕はAlex Machacekの使用しているJ-Rockerというモデルを選択し、さらにGKピックアップを内蔵することを依頼しました。
その際、GKピックアップを入れる場合はボディ内部スペースがその分余分に使われるのですこしだけボディを大きくしたいと先方から打診がありました。
個人的にはボディが大きいのはよろしくはないのですが、最終的には納得できる形でOKを出しました。

モデルが決まったら木材の選択です。
メイプルトップ&バックに真ん中をアルダーとしたサンドイッチ構造となっています。

指板はエボニーです。いい感じの木材がその時にあったそうで勧められたのでエボニーにしました。
ちなみにAlex Machacekのものはローズウッドです。
フレットもAlex Machacekと同じくJim Dunlopの#6000です。

おおよそのやり取りを終えたらしばらく待つ時間です。

2週間後位に切り出される前の木目を綺麗に処理した木材の写真をもらいます。
2ヶ月後に切り出して杢出しをしたボディトップ&バックの写真、
半年後にアルダー部分が組まれ、箱状になったボディの写真
30カ月後にキャビティがルーティングされた画像が送られてきました。
(24か月かけてそれかよ…と正直思いました。)

英語でのやりとりも自前の知識と翻訳ツールがあれば割と何とかなります。
不安な方はだれか英語が得意な友人を捕まえておくとよいかもしれません。

ちなみに基本価格は$6,750でした。

個人工房の怖いところでビルが忙しくなってしまった時に長い間音信不通になりました。

暫くしたら再び連絡はありましたが既に結構なお金を払っていることもありかなりドキドキしていた期間があります。
実際完成するまで約6年かかってますし。。。

最初の支払いの時点では円高がえらいことになっていたので45万-48万円位で手に入る予定でしたが政権が変わって円がある程度もとにもどってきたので結局60万位になりました。
SuhrとかJames Tylerの新品を正規代理店で買うくらいと考えるとフルオーダーな分まだ安いかなあ。

UPSで発送されたとメールがきて一安心。
うーん美しいギターだ。



注意点は消費税。
配達の時に配達員さんに払うことになります。
日本での使用なので日本の消費税です。(多分)
高額だったから家にある現金が結構危なかったです。

ざっくりとした形状といいますかおおよその要素はCarvin/KiezelのAllan Holdsworthモデルのようなものですが操作感が全然違います。
フレットワークの丁寧さ、ネックの形状、タッチすべてが別格。

2017年9月21日木曜日

Gretchen Parlatoを最高のバンドで観れた。幸せだった。

ブルーノートにグレッチェンパーラト観に行きました。
マークジュリアナとアランハンプトンがいるバンドの時点で最高すぎる。

メンバー的にはピアノだけ違うけど↓の動画が近い編成。



上の動画が2013年とかそこらなのですが4年の時を経てグレッチェンの存在感とマークジュリアナのレンジの広さがものすごいことになっていました。

一曲目のWithin meのイントロが始まった瞬間にセンシティブでレンジが広くてしかもハッピーな空気が会場を覆い尽くしてこの時点で泣きそうになりました。


マークの機材はJazz qualtetで来日した時と多分同じで、アランハンプトンはウッドベースに加えてテレキャスターを使っていました。

アランハンプトンの歌も本当に素晴らしい。

言語化できないほどに素晴らしかったです。
今年はもうこれ以上のライブは観られないような気がします。

2017年9月18日月曜日

PE'Zの門田"JAW"晃介さんがやっているバンドBARBを見てきた。

ヤセイコレクティブのリズム隊ということでずっと気になっていたバンドBARBを見てきた。


ベースの中西さんはこの日は意外にスタインバーガーでものすごくエフェクターとの相性がいい感じで良い音でした。
松下マサナオさんと中西道彦さんのリズム隊はガッドとウィルリーじゃないですけどなにか魔法が起きるんじゃないかと期待させてくれる最高の組み合わせの一つかと思います。



2時間ちかくの長いステージで大満足のライブでした。
鍵盤の宮川純さんは初見でしたが半端じゃなかった。
↓この人ですけど最高でした。

元PE'Zの門田"JAW"晃介だからそんな曲かなあと思っていたら全然違うんですよね。
MVも少ないのであんまり分かりやすく説明ができないのですがもっと今風でポップなんだけどいい具合に難しいと言いますか。

またライブやるので見てない人は見に行くべきかと思いました。

2017年8月30日水曜日

Nate Smithのクリニック/Ludwigの新商品発表会に行ってきた。

国立音楽院で行われたNate Smithのドラムクリニックに行ってきました。
Ludwigの輸入代理店である野中貿易による運営ですが、Ludwig主導でNate Smithをデモンストレーターとしてラディックの新製品発表会をするという趣旨に感じました。
コマーシャライズされたクリニックですがデモがよくて新商品の発表も素晴らしかった。



構成は2部に分かれていて最初にLudwigの新商品発表と休憩を挟んだ後半にネイトによるクリニックでした。

前半ではLudwigのヘッドクオーターから1名説明のために来日していてスネア4種類と
ドラムセット3シリーズの説明が行われました。

スネアは8インチの新しいステンレススチールのシェルのものと深胴シリーズが3つ。

・Heirloom Stainless Steel Snare Drum



シェルはステンレスで、ラグはインペリアルラグですがセンタービーツがないのでフラットな背面のLM-400とかとは違うものが付いています。
説明によると余計な倍音が少なく、ドライで芯のあるサウンドで音量はラウドだが
音量もコントロールしやすいとのこと。深さは5.5と7がラインナップしています。

並行輸入だったらAmazonで売っていました。



・Hammered Bronze Phonic Snare Drum
すでにラインナップされているハンマードブロンズの深胴版。
深いしスナッピーの反応とか悪いんでしょうと思っていたらそんなことはなかったです。
今回ラインナップされているラディックの8インチ胴シリーズはどれも素晴らしい。
(値段以外。。。)
ブロンズっていいですね。太くてダークでいいサウンドでした。ネイトが叩いたからというのもあるとは思いますが。





・Copper Phonic Snare Drum
いまだにコパーとブロンズの違いがわかっていませんがこちらはコパーです。
ヤマハのコパーとか最高に好きですがこちらもすごく好きな木と金属の中間のようなサウンド。ローピッチにしてもハイピッチにしても美味しい感じ、すごくほしい。



・Black Beauty
最後に紹介されたのはみんな大好きブラックビューティーの8インチ版。
こちらは本当に素晴らしかった。会場でお見かけしたプロドラマーの方もTwitterでほしいとつぶやいていました。
ビスタライト45周年ということで新色を2モデル紹介して
中級者向けのEvolution MapleとBreak Beatsの新色の紹介。

Evolution Mapleはネイトがデモをしてくれたのですがそこにセットされていた巷で話題の
アクロフォニックが本当に欲しくなった。

上記のモデルをパワーポイントのスライドを交えて野中貿易の社員さんが頑張って通訳して紹介して第一部を終了。

第二部はいよいよネイトのクリニックということで会場の熱気も湧いてきましたが一点だけ苦言をいうとすれば英語の話せるラディックエンドーサーの人を第二部では通訳に据えていましたが通訳が下手すぎました。
Q&Aがすこし残念なことになっていたように思います。

今回のクリニックではネイトがマイナスワンもなにもないドラムソロ曲を数曲披露してくれたのですが本当に音楽的で素晴らしかったです。
メトリックモジュレーションとか変拍子とかやっていることはすごく数学的なのですがすごくファンキーでパワーがあってただただ驚嘆しました。
Youtubeに張り付いて見ていた部分を生でみれて幾つか答え合わせできたのも収穫。
彼の手首とフィンガーの使いかたはパクれるだけパクりたいです。

今度はライブで見たいです。