Youtubeでマークジュリアナをひたすら検索していた時に発見して絶対生で見たいなあと兼ねてから思っていましたが念願叶って見に行くことができました。
12月に見たのでマークジュリアナは2回目ですがブラッドメルドーは初めて。
フレーズの一つ一つが美しくてコンテンポラリーとかテクニックとかを超越していました。
僕が見た3/11のセカンドセットではTimingDragonに入ってる
Swimmingという超かっこいい曲の間にMy Favorite Thingsをやっていました。
ひとつひとつの楽曲に世界観があってまるで映画のようでした。
ビョーク的というかBen Monder的というかとにかくダークでかっこいい世界観が展開されていました。
コンセプチュアルという点ではプログレ的でもあってSquarepuser的でもあるけれどそれよりもずっとジャズ。
このデュオはコンテンポラリージャズの流れから外れているかもしれないけれど一歩先を進んでいると思う。
このライブをみて思ったことはジャズシーンではギターは一度停滞する。
カートが頂点に立ってラーゲルンドやギラッドヘクセルマン、マイクモレノが次世代、ニアフェルダーがさらに次の世代と人は豊富ですが全く聞いたことのないジャズが出ることは少し長い間ないかもしれません。
パットメセニーが出てから当分ジョンスコかメセニーフォロワーだらけになった時代のように。
プログレやフュージョンの語法の次は彼らのようにエレクトロニカの話し方をもったミュージシャンがこれから増えてくると思います。
それにギターはわりと乗っかりにくい。
今いる中だとウェインクランツとブライアンベイカーがわりとその流れに近い位置にはいますが。
エレキギター化で大音量を出せるようになった時代、エフェクターの登場の次のイノベーションがあればもしかしたらまた新しいものがうまれるかもしれません。
ギターから音楽に入っているのでギターの可能性にはまだまだ期待はしています。
話はMehlianaにもどってBeat Musicから結構変わったマークのセット。
まずは太鼓。
スネア二つ、フロアタム、バスドラの編成は変わらないけど低くチューニングされたサイドスネアの位置がクリスデイブのようなフロアタムの横に移動。
スネアはこんかい近くでみれて初めてわかったけど切ったスネアのヘッドを置いて曲に応じて外したり。
置いていた切ったヘッドは両方エヴァンスでメインにはG1コーテッド、サイドスネアにはHydraulic Blue コーテッドを置いてました。
ほかにもジングルが連なったものやSabianのチャイナカンやらいろいろスネアにおいて叩いていました。
切ったヘッド
Sabian China Kangと予備のハイハット?
ジングルが連なったやつ
使ってたペダルはヤマハだったけど予備にDW5000も持ってきてたみたい。
シンバルは23インチのアルチザンライドとスプラッシュとチャイナカンを重ねたやつと16"のO-zoneクラッシュは前と同じでしたがBig&Uglyのライド(AA)が追加。
Click Hatsがオーダーメイドのではなくテリーボジオモデルのハイハットになっていたことと8インチの小さいハットが10インチのジョジョメイヤーモデルのFierce Hatsになってました。
スプラッシュとチャイナカン重ねたやつの上のチャイナカンはボロボロ。
Beat Musicとの違いですが今回はマークがエレクトロニック系の操作と電子パッド使ってました。
音色はRoland TR808系。
今度はマークのドラムでNow vs Nowを見たいなあ。