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2019年8月10日土曜日

映画「存在のない子供たち」を見た



ふらっと入って見た映画が強烈でした。

適当に選んだのに、第71回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したほか、アカデミー賞およびゴールデングローブ賞の外国語映画賞にノミネートされるなどの評価を得ているすごい映画だったみたいです。

内容を簡単に言ってしまえばレバノン版「誰も知らない」なのですが
僕でもぽんって出せるような金額で人が売られてしまったり、身分証を持たない人は病院にもいけなかったり日本に住んでたら想像もつかないような世界が描かれていました。
貧しいことは罪でも自己責任でも努力不足でもなく不幸なんですよね。
主人公のゼイン役の子とゼインと弟のように過ごす赤ちゃんのヨハス役の子の演技がプロの役者ではない人たちとは思えないくらい真に迫るものでした。(そもそもプロの役者でも1歳で演技できるのかな?)

身分証明書を持っていて自分が何なのか知っていて、貧しくもないことがこんなに幸せなのかと感じました。
きっと富めるものが多くを持ってその陰に貧しい人が生まれてしまうのは資本主義のバグだと思うんですよね。

そういえばカルロスゴーンさんってレバノン人じゃなかったっけ?って調べたらレバノン人ですがブラジル生まれでした。

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